今年のピットの御蔵島ドルフィンスイムツアーは今回で2回目。
僕は今年初の引率でしたが・・・むむっ?
連日の悪海況により出航には不安があるじゃないですかぁぁぁぁ。
「本日の御蔵島は条件付出航となります」だって。
そんな不安は島の到着間際にはあまり感じることもなく無事に到着。
さぁ楽しみにしていたドルフィンスイムです。
朝一はイルカがたくさん遊んでくれる、そういう噂を信じ?すぐに準備、出発。
曇っていた空が急に晴れて、午前中の1ドルフィン目では陽を受けながらのスイム。
船の上は暖かくて移動中がのんびりした雰囲気になっていました。
すぐにイルカは出てこなかったけど、そわそわしつつクルージングを楽しんでました。
15分程でイルカの群れに遭遇。船長の「はい、両サイドから」のかけ声に、一気に飛び込みたい気持ちをグッと抑え、そろりそろりとエントリー。
15頭くらいの群れでした。初めて野生イルカと泳いだゲストさんは大喜び?かな。
でも彼らは遊びモードになっていなかったようで、スイスーイとやり過ごされました。
またすぐ次のアタック!今度は遊んでくれるイルカが居てくれて、ちょっと興奮。
さすが野生イルカなだけあってか、もちろん僕らの思うようには行きませんね。
まぁそれがすごーくいいんですけど。
と数回のエントリーをしながら元根まで行き着きました。
着いたはいいけどそこはかなりザブザブ。船長に「はい、いいよ」と言われても、ちょっと入るのは???と思うほどに。そんなわけで折り返しと。
帰りはなぜかイルカに遭えなかった。せめて水面にちょろっとは背びれが見えてくれても。
でも風が気持ちよく、あまり残念な感じではなかった雰囲気。ほんと気持ちよかったぁ。
そしてニコニコで上がってきて、午後のスイムに備えて休んでいたら・・・
恐れていたことが!今日はもしかしたら着岸しないかもという海況だったんだ!
船長:「帰ったほうがいいぞ!」の一声。
そんなわけで名残惜しい気持ちで帰宅の準備です。すでに波は2メートル近くあるし、翌日は4メートル位にはなりそうだと。しょうがないです、それが大自然というものです。
こんなことは数年前から慣れてしまっているので何とも普通な事ですが、ゲストはねぇ。
これが大自然であり、御蔵島だということを肌をもってして実感したゲストでした。
今回の参加者のうち2名は、漁船で神津島経由で下田まで行っている過去があるので、帰る案にはすんなりと応じてました。経験ってすごいね、次の予測が頭をよぎるんだね。
そんなわけで今回のドルフィンスイムツアーはトンボ帰りで幕を閉じたのでありました。
そうそう、土曜日に帰らずに残ることにした来訪者もいたんですが、案の定、延泊となったそうです。
ハプニングがいっぱいある御蔵島ドルフィンスイムツアーですが、きっと一度行ったらこの島のステキな事をたくさん感じられますよ。 |